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百合の華は永遠に
第2章 元ヤンだって恋をする
パタン…
扉が閉まって、うつむいた田所がそばにくる。
私は顔が上げられずずっと指で遊んでいた。
「ご、ごめん…ノン…」
「う、ううん…べ、別に…」
また沈黙が降りる。
私はいたたまれなくなって、立ち上がった。
「か、帰る!」
「じゃ、じゃあ送るよ。」
「いい!まだ夕方だし。道は分かってるー」
「送りたいから。」
「!?」
振り返ると、田所が微笑んでいた。
「もうちょっと一緒にいたい。」
(き、キザなこといいやがって…!)
私はすっかり田所のペースに巻き込まれてしまっていた。
扉が閉まって、うつむいた田所がそばにくる。
私は顔が上げられずずっと指で遊んでいた。
「ご、ごめん…ノン…」
「う、ううん…べ、別に…」
また沈黙が降りる。
私はいたたまれなくなって、立ち上がった。
「か、帰る!」
「じゃ、じゃあ送るよ。」
「いい!まだ夕方だし。道は分かってるー」
「送りたいから。」
「!?」
振り返ると、田所が微笑んでいた。
「もうちょっと一緒にいたい。」
(き、キザなこといいやがって…!)
私はすっかり田所のペースに巻き込まれてしまっていた。