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百合の華は永遠に
第4章 私と彼の8日間~新たな敵~
(あっ私、自分の弟でもないのに...)

私は立ち上がってマサキ君の所に行って、そっと渡そうとした。

「マサキ君も抱きたいんだよね?ごめんね、図々しくー」

「別に。梓、抱いとけば。僕、外出てくる。暇だから。」

「えっ、ちょっと!」

急に立ち上がるとマサキ君は大起君をチラリと見てから、リビングを出ていってしまった。

「ま、また怒ってる...?」

私が言うと、マサキ君ママがアハハッと笑った。

「妬いてんのよ、大起に。」

「え、どうして?逆なんじゃ...」

「梓ちゃんのこと取られたと思ってんの。ガキよねー」

(そんな...)

「大起かして。梓ちゃん、マサキ追いかけたら。」

「あ、はい...」

私は大起君をマサキ君ママに預けて、すぐに家を出た。
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