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百合の華は永遠に
第4章 私と彼の8日間~新たな敵~
「うわっ!!な、なんですか!?」
後ろを振り返ったマサキ君の声に驚いて顔を上げると。
「…ま、マサキ君じゃない!!」
マサキ君じゃなかった。
(う、うわ~~ん…後姿が似てるだけだった…)
顔が全然違う、おじさんだった。
「ごっ、ごっめんなさい!人違ー」
「大胆な子だね。」
「へっ!?」
いきなり腕をつかまれてびっくりした。
(な、なになになに…)
「なに?誘ってるの?ここら辺ホテルあるかなあ…」
怖くなり逃げようとして後ろに下がると、腕を引っ張られる。
「逃げんなよ。」
「うう、ち、違います…私…」