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柔肌に泥濘んで、僕は裏返る
第5章 滲む境界
葵「えーやだー笑 変態じゃん!」

裕樹「お願い!3枚だけでいいから葵ちゃんが選んで俺に送ってよ!」

葵の既読がついたが、またしばらく返信が途絶えた。

返信が来ない間、スマホでゲームをやっていると「葵から写真が送られました」という通知が画面上部に表示される。

いつもは優先度の高いゲームを強制終了して、通知をタップする。

葵が選んだ3枚の画像がそこには添付されていた。

メッセージからどんな画像が来たのかは大体おおよそ想像はつくが、それでも裕樹の心臓は鼓動を強く早く高鳴り、チャット上で展開はせず、全ての画像を保存する。

揺れる指でカメラロールのアプリをタップすると、3日前の刺激が強すぎる光景が鮮明にフラッシュバックする。

「これを選んだの…?マジ?」

葵の送ってきた写真のチョイスは、まるであの日の挑戦的な雰囲気を今でも継続しているかのようなものだった。

こういうのが好きなんでしょう?と言わんばかりの画像3枚を確認して、思わず息を呑む。

葵の顔こそ映ってはいないが、水着纏った体の凹凸がはっきりとわかるもの、白いシャツがヴェールのように残っているもの、そして背後からのアングル。

胸元やウエスト、水着から溢れる白い肌を拡大したり、指をなぞったりしていた。

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