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柔肌に泥濘んで、僕は裏返る
第5章 滲む境界

「本当に外したんだ…」
豊満なカーブはいつもよりも丸を描いているような気がした。
ここ最近の葵の大胆さは、裕樹の想像を遥かに超えていて、上手い言葉をかけられずにいた。
「おっぱい苦しいから、帰るまで外しておく。」
葵の慣れた手つきや動作は迷いがなかった。裕樹に見られることすら、演目の一部であるかのように。
圧倒される裕樹を他所に、何度か腕を出し入れしていると、葵のシャツの裾から舞台の幕が開くかのようにピンクのブラジャーが現れた。
「え…やば…エロ…」
裕樹を見下ろすような目で見つめる葵は、静かに裕樹の顔のすぐ横にブラジャーを置いた。
たった今まで葵の胸につけられていたブラは、未だ葵の体温を宿しているのが裕樹の頬に伝わる。
「デカすぎね…?」
男の本能として頭で考えるより先に、脱ぎ捨てられたブラジャーに手を伸ばした。
ふわふわの動物を見かけると、思わず顔を埋めてその感触を確かめたくなるように、手に取ってブラジャーの内側に鼻や頬を擦り付ける。
内側の生地は葵の肌の余韻を閉じ込めたかのような、滑らかな生地。
微かな甘い匂いが鼻腔を撫でて、葵に備わる母性が体に入っていくような感覚があった。
レースの縁はざらつくような感触で、薄い生地を通して透ける光が、淡い花びらのような色合いを際立たせていた。
豊満なカーブはいつもよりも丸を描いているような気がした。
ここ最近の葵の大胆さは、裕樹の想像を遥かに超えていて、上手い言葉をかけられずにいた。
「おっぱい苦しいから、帰るまで外しておく。」
葵の慣れた手つきや動作は迷いがなかった。裕樹に見られることすら、演目の一部であるかのように。
圧倒される裕樹を他所に、何度か腕を出し入れしていると、葵のシャツの裾から舞台の幕が開くかのようにピンクのブラジャーが現れた。
「え…やば…エロ…」
裕樹を見下ろすような目で見つめる葵は、静かに裕樹の顔のすぐ横にブラジャーを置いた。
たった今まで葵の胸につけられていたブラは、未だ葵の体温を宿しているのが裕樹の頬に伝わる。
「デカすぎね…?」
男の本能として頭で考えるより先に、脱ぎ捨てられたブラジャーに手を伸ばした。
ふわふわの動物を見かけると、思わず顔を埋めてその感触を確かめたくなるように、手に取ってブラジャーの内側に鼻や頬を擦り付ける。
内側の生地は葵の肌の余韻を閉じ込めたかのような、滑らかな生地。
微かな甘い匂いが鼻腔を撫でて、葵に備わる母性が体に入っていくような感覚があった。
レースの縁はざらつくような感触で、薄い生地を通して透ける光が、淡い花びらのような色合いを際立たせていた。

