この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
柔肌に泥濘んで、僕は裏返る
第5章 滲む境界
「本当に外したんだ…」

豊満なカーブはいつもよりも丸を描いているような気がした。

ここ最近の葵の大胆さは、裕樹の想像を遥かに超えていて、上手い言葉をかけられずにいた。

「おっぱい苦しいから、帰るまで外しておく。」

葵の慣れた手つきや動作は迷いがなかった。裕樹に見られることすら、演目の一部であるかのように。

圧倒される裕樹を他所に、何度か腕を出し入れしていると、葵のシャツの裾から舞台の幕が開くかのようにピンクのブラジャーが現れた。

「え…やば…エロ…」

裕樹を見下ろすような目で見つめる葵は、静かに裕樹の顔のすぐ横にブラジャーを置いた。

たった今まで葵の胸につけられていたブラは、未だ葵の体温を宿しているのが裕樹の頬に伝わる。

「デカすぎね…?」

男の本能として頭で考えるより先に、脱ぎ捨てられたブラジャーに手を伸ばした。

ふわふわの動物を見かけると、思わず顔を埋めてその感触を確かめたくなるように、手に取ってブラジャーの内側に鼻や頬を擦り付ける。

内側の生地は葵の肌の余韻を閉じ込めたかのような、滑らかな生地。

微かな甘い匂いが鼻腔を撫でて、葵に備わる母性が体に入っていくような感覚があった。

レースの縁はざらつくような感触で、薄い生地を通して透ける光が、淡い花びらのような色合いを際立たせていた。
/72ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ