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柔肌に泥濘んで、僕は裏返る
第8章 可惜夜に焦がれ墜つ【破】
「でっかい…重い…柔らかくてずっと触ってられる」

裕樹はそう呟いて、掬い上げるように胸を持ち上げて、数秒ほど、その重みを味わう。

落とすように手をパッと放すと、双丘がふるふると揺れ、葵の髪も揺れていた。

指でつついたり、胸の輪郭に沿って手をゆっくりと滑らせると、硬くなった突起が、指の隙間に入り込んでくる。

葵はその度に肩が揺れ、「んっ…」と声が漏れる。

(葵ちゃんの喘ぎ声…エロッ…気持ちいいのかな?)

その反応を一目見ようと、裕樹は少しだけ身を乗り出すが、顔を背けていてその表情は窺えない。

その瞬間、窓から眩い光がピカッと差し込んで、葵が目を瞑っているのが分かった。

まもなくしてゴロゴロと遠雷が鳴り響く。

葵が顔を伏せ、恥じらう姿を隠そうとするその姿に、裕樹の中の加虐心がくすぐられる。

もっと恥ずかしい思いをさせて、カメラの前で激しく喘がせたい。

そんな考えが頭に過ぎって、裕樹は太ももの上で握られている葵の手首を、そっと掴みゆっくりと頭上へ導いた。

外は神の怒りが具現化したように、雷鳴が轟いている。

その怒りを鎮めるため、葵の肉体を神への捧げ物として差し出すように、腕を伸ばしたまま固定する。

「あんっ…やっ…ぁぁ…」

この夜に見せつけるかのように、葵の柔肌を形が変わるほど揉みしだいた。

腕を裕樹に拘束された葵は、逃げることを許されず、ただ目の前にあるカメラにその痴態を記録される。
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