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痴女のめざめ・プライベート・ファイルズ
第2章 家族会議
父と私、そして、夫、舅、姑が集まった家族会議。義姉と義兄、義弟は同居していないこともあって不参加。

夫と結婚してから住んだアパートは海岸が近く、潮騒が聞こえ、窓を開けると太平洋が広がります。

舅・姑の住む、夫の実家は、そこから数分のところ。平屋の築60年ほどの家で、舅が生まれたそうです。

その近くで、父はサーファー御用達のショップを開きました。ツーリングで訪れるバイカーに、サーフィンを楽しみに訪れるサーファが集うカフェ&ショップ。レンタルでサーファーボードを貸出するなど、繁盛している感じでした。

その父と、夫と舅、姑、そして、私が集まって話したのは、今後のこと。集まってきて、夫の実家の平屋の座敷に集まるなり、

「まさかな。真一郎くんも、稀莉子も不妊だとは」

と、父の隆司は嘆き節。

「そうだな。でも、どちらかだけじゃなくて良かったんじゃないのかな」

と、舅の久一は、ため息交じりだけど、少し安堵。多分、夫の精子不動症がわかたったときは、父と同じで、「離婚」の文字が点滅したのかもしれません。

「そうそう。俺も稀莉子が不妊だとわかった時は、離婚という言葉が頭をよぎったからね」

と、言わなくてもいいことを口してしまう考えなしの父。

「それは、うちも同じだよ。家が絶えるのは困るからって子作りをお願いしていて、まさか、自分の息子が不妊だなんて」

と、苦笑いの舅。

「と言っても、久彦くんがいるじゃないですか?」

と、父が夫の弟の話を出した。

「そうだが、あれは、結婚できるかどうか。なんせ、厳つすぎて」

と、舅は続けて、二度目の苦笑い。確かに、怖い顔。厳ついガタイに怖い顔で、見慣れるまで、私も怯えてしまうくらいでした。だから、恋人以前に、女友達もいないと聞いていました。確かに、あの面相だと難しいと義理の姉でも思うほど。あと、眉毛の辺りにある縫ったあと。切れた跡がわかる瞼。それだけでも、危なそう。実際、喧嘩上等という人らしい。

工業高校中退で整備工場で働いていたそう。この頃は、地元に戻り、家業の漁師になっていました。

「しかし、どうして『精子不動症』に」

と、溜息を吐く舅。

「稀莉子も『早発卵巣不全』だとか。理由がわからない」

と、父も嘆いていました。
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