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痴女のめざめ・プライベート・ファイルズ
第2章 家族会議
「あのう、それはわかりましたが、久彦さんの意思は確認しなくていいのですか?」

と、私が聞くと、舅が、

「久彦には妻もいないし、女っ気もないし、大丈夫だろ?」

と、姑の顔を見た。

「それはそうだけど」

と、言葉を濁す姑。

「久彦くんにも選ぶ権利はあるからね」

と、父が話した。私も頷いた。ここにいないのに、勝手にここで、決めてしまうのは乱暴だと、私も思ったから。

「久彦を呼んでくれ」

舅が言いました。夫が、スマートフォンを操作して、

「LINEで、ここに来るように伝えました」

と、答えていました。それに対して父が、

「真一郎くんは、いいのか?久彦くんと娘が」

と、言い淀んだが、意味は、伝わっていました。

「それに、子ができたとして、それを自分の子供として育てることについても、いいのか?」

と、重ねて聞きました。夫は、自嘲しながら、

「僕は種無しですから、それでもいいです。あとは、稀莉子と久彦次第です」

と、答えました。そもそも、あまりセックスも好きではないというか、身体を動かすことが苦手な夫。いつも私が求めても応える回数は少なかったので、種無しを理由に逃げたのかもしれません。少なくとも、私はそのように受け取りました。

「久彦は、港にいたみたいで、こっちに向かうと」

と、夫がスマートフォンを見ながら話しました。その夫と視線が合いました。夫は軽く顎を上げ、明らか顔の表情と相俟って、『いいんじゃないか?』というか、『俺はお役御免だ。弟と頑張れよ』といっているように見えました。

舅が父に、

「いいのか?久彦で」

と、聞いていました。父は、溜息を吐いた後、

「稀莉子はどうなんだ?もし、子ができたら真一郎くんと久彦くんと育てられるのか?」

と、聞きました。二人の夫はないだろうけど、二人の父親はあるのかもしれない。血統上の親と、育ての親。

「久彦さんの立ち位置は?」

私は気になったので聞いた。家族の構成上、二人の父はおかしいから。

「稀莉子さんの夫、生まれてくる子供の父親は、真一郎。種だけを久彦から」

と、話したのは舅でした。父も横で頷いていました。それなら、遺伝子を調べない限りわからないし、調べても兄弟だと、それほど差があまりないかもしれないと思いました。でも、真一郎と久彦は似ていませんでしたが。
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