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いまやめないで このままでいて
第2章 第2話 わたしをひとりにさせないで、ひとりでさせないで

挙式場の下見の最中、書類を取りに行った彼女が戻った際に、抱き合っていたと思われるそのふたりの慌てて離れる様子に、美咲は一瞬かぁっとなって息が詰まった。
気づかなかったふりをして笑顔で装いはしたが、ラフなパンツ姿の彼氏の股間が明らかに大きく盛り上がっているのを見過ごすことはできず、思わず体が火照るのを防げなかったのである。
のろのろと起き上がってセーターを脱ぎかけた時、腕が胸にあたって美咲の体に小さな電気が走った。
(あ、やだ…)
セーターから抜いた首を振ってもつれた髪を流し、ブラジャーのホックに指をかけた時にもう一度電気を感じた。
(あの人たちのせいだわ…)
少し固くなっている乳首を掌に感じて、両方の胸を押さえてみる。
(いや… 感じる…)
ベッドに座ったまま親指と人差し指の間でゆっくりと乳首に触れているうち、彼女は再びスカートのまま脚を投げ出してベッドに横たわった。
ホックを外して腰を浮かし、スカートを脚から抜くと自然に右手が脚の間に伸びる。
ストッキングの上からでも自分が熱くなっているのがわかった。
(あん… やだ…)
ストッキングの中に手を入れ、ショーツの上から花芯のまわりを撫でてみる。
彼はよくそんなふうにしながら愛撫してくれた、と思い出しながら同じようにしてみると切なくなって思わず小さな声が洩れる。
自分を焦らしているとだんだんたまらなくなって指がショーツをくぐり、潤ってきた花弁を開いて花芯を探ると、もう止まらなくなっていた。
中指でその先端をいじめているうちに蜜があふれてくる。
(あああ… ふみや…)
思わず別れた彼の名を呼んでしまう。
さわってほしい…と思いながら、指の動きはどんどん早くなる。
滑る生地の上から触る少し焦れったいような感触がかえって堪らない。
(っあ… あ… い、いっちゃう)
背中が浮いて太腿に力が入り、揃えられたつま先がぴーんと伸びた。
(あ… い、いっちゃう… い、いくいく、いくっ!)
のけぞった体がベッドの上で二度三度と跳ねた。

