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いまやめないで このままでいて
第6章 第6話 たまらないその指の戯れ

「これ、谷村さんのデザインですよね、かわいいですね」
あらわになっていたショーツを村川にほめられた美郷は、恥ずかしくて思わずバスローブの前を合わせたが、その手はたやすく彼に外された。
「かわいい… とても」
もう一度確かめるように見下ろして村川が言う。
花柄のレースからうっすらとした叢が透けて見える煽情的だが可愛らしいデザインでよく売れていた。
「そんなに見ないで下さい」
身体をねじって美郷は裸を隠す。
微笑みながら村川の手が美郷の胸を包んだ。
掌にすっぽりと収まる小さな胸の先端が2本の指の付け根で挟まれると美郷の口から喘ぐような吐息がこぼれた。
首筋を唇が這いながら徐々に下りてくるともう一方の胸の先が吸い取られ舌先で転がされる。
片方の指先は脇や背中を撫でるように静かに動きながらゆっくりとショーツへ迫ってきたかと思っているとそのまま通り過ぎて閉じられた腿の内側で遊び始め、美郷の白い肌にじんましんができたかのようなピンク色の斑が浮いた。
(いやぁ… 焦らさないで…)
そう叫びたかったが、それは美郷自身が求めていた愛され方だった。
「あんっ… いゃ…」
知らないうちに開いていた内腿でゆっくりと行ったり来たりを繰り返しながらまるで偶然のようにその指先が花園をかすめると、声を上げて美郷の膝が思わず浮いた。
ひとつひとつ美郷の反応を確かめるような彼の指の動きがたまらなかった。
「みさとちゃん… かわいい…」
耳元で囁かれる村川の呼びかけに彼女は応えることができず、ただ恥ずかし気に小さくいやいやをするだけだった。
やがて、待ちわびていた彼の指が脚の付け根に届くと、ショーツの上で戯れが始まった。
まるでハープの弦を弾くようにいくつもの指の先で花弁とめしべがさわさわと掻かれはじめたのだ。
中学生の時に初めて感じた芝生の葉先がかすめる快感が甦った。
自分で触れるのとは遥かに違う言葉に表わせない掻きむしりたくなる気持ちよさに、彼の腕に抱かれた背が浮き、膝は胸に引き寄せられて美郷の躰は脚を開いて猫のように丸くなった。
その大きく開いた股間を覆う薄いショーツは泉から滲み出した蜜で透け、花弁に隠れていためしべが浮き出してかすかに光っていた。

