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僕の母さん
第7章 母、真弓の憂鬱

「だめ!そこでおしっこをしちゃだめ!」

何とか彼をトイレに連れていったものの、
どうやら手がおぼつかなくてペニスをうまく引き出せないようだ。
「チンポ…俺のチンポどこだぁ?」放っておけばそのまま失禁してしまいそうなので、仕方なくズボンの中に手を差し込んで彼のペニスを引き出してあげた。
離婚して、初めて息子以外の男性器を手にしてしまう。
射精時とはまた違った放尿の振動が手に伝わる。
何だかとてもいやらしい事をしている気分になる。

そんな騒動があって、再び彼をベッドに寝かしつける頃にはすっかりと汗だくになっていた。

ありがたいことにバスルームがあるのだから汗を流させてもらおうと思った。
ぬるめのシャワーで体の汗を流し、火照った体をクールダウンさせる。

「久しぶりに包茎じゃないおちんちんを握っちゃったわ」

包茎の息子のおちんちんも可愛いけれど、
やはり男は皮が剥けている方が立派よね

そんなことを思いながら、真弓は「うふふ…」と思い出し笑いをしてしまう。

「髪も洗っちゃおうかしら」

煙がたちこもる安っぽい店ではなかったけれど、
それでも髪に焼き肉の香りが残っていた。
どうせ、彼は朝まで起きないだろうし、時間はたっぷりあるわと、真弓は洗髪を始める。

シャンプーを済ませてトリートメントをシャワーで洗い流していると、不意にバスルームのドアが開いた。

「きゃっ!」

そこには酔いがかなり覚めた壮亮が全裸で立っていた。

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