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僕の母さん
第9章 クリスマスプレゼント

「真弓…ねえ、真弓…」

彼の声がはるか遠くで呼んでいる感じがした。
身体が無重力のように浮いて、自分の意思ではどうにもならないほどに全身が痙攣する。
腰はひとりでにひくひくと蠢き、真弓は自分自身でも何が起きたのかわからない。

辰巳は焦った。
いろんな女とセックスをしてきたが、
女が自分の腕の中で気絶してしまったのだから当然だった。

真弓は白目をむいて、口はだらしなくダランと開き、涎があぶくのように垂れていた。

「おい!大丈夫か?!」

男の大きな手で頬をペンペンと叩かれて真弓は意識を取り戻す。

「私…」

ようやく意識を取り戻した真弓は、最初、自分がどこにいて何をしていたのかわからず混乱した。

「良かった。気がついたんだね?
嬉しいよ、俺とのセックスで失神アクメを迎えてくれたんだから」

彼のモノは終わらずに、カチカチのままだったから、
真弓が意識を取り戻してホッとしたのか、再び腰を動かし始める。

『私、失神しちゃったんだ…』

不意に夫との最後の夫婦生活が脳裏によみがえった。

- なあ、女ってさ、セックスで失神する寸前に、アソコがとんでもなく締め付けてくるらしいぜ -

どこで仕入れた情報かわからないが、
夫は真弓を失神させようと首に両手をかけて締めてきた。
ほら、失神しなよ、アソコを締め付けろよ!
夫の手に力が加わり、真弓の呼吸を遮ってくる。

顔が真っ赤にうっ血し始めて、意識が遠のく…
アソコが締め付けていくというよりは身体中が弛緩して力が抜け、膣も例外なくユルユルになった。

- 何だよ!ガバガバじゃねえか!官能小説の書いてあることも信用ならねえな -

呆れてしまい、ようやく夫の手が首から離れた。
その途端に、真弓の身体は酸素を求めて呼吸をしようとするのだが、うまく呼吸が出来ずに「ゲホッゲホッ!」と咳き込んだ。

「あなた!私を殺す気なの?!」

ありったけの力で自分の身体の上で腰を振る夫を突き飛ばした。

そんな忌々しい記憶がよみがえった。

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