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僕の母さん
第9章 クリスマスプレゼント

彩也香の顔を見つめて、以前とは雰囲気の違うことに気がついた。
彼女は綺麗にメイクをしていたのだ。

「あれっ?彩也香…もしかして化粧をしている?」

「今になってようやく気づいたの?」

「すごく綺麗だよ彩也香…」

「その言葉、会ってすぐ言って欲しかったなあ~」

「ごめん…」

「いいわ、綺麗って言ってくれたから許してあげる
で…今夜は何をご馳走してくれるの?」

「えっ?僕が…奢るの?」

よかった…恥をかかないように母さんがかなり多めのお小遣いを持たせてくれて…

かといって、クリスマスに洒落た店はどこも予約で一杯で、いきなりお店に飛び込んでも満席だった。

仕方がないのでファミレスに毛が生えたようなパスタ専門店に腰を落ち着けた。
ガッカリしているだろうなと彩也香を伺うと、
「このお店、焼きたてのパンが食べ放題なんですって。
嬉しいわ、私、クロワッサンが大好きなのよね」と、何気なく飛び込んだレストランだったが、思いのほか彩也香は喜んでくれた。

一通り食事を済ませると、
「ね、この後はどこへ行く?」と彩也香が言い出した。

「う~ん、そうだなあ…カラオケにでも行く?」
そう言ってスマホで空室情報を調べたら、どこの店も満室だった。

「レストランといい、カラオケルームといい、
みんな考えることは同じなのね」

「ごめんね、計画性のない男で…」

「やだ、謝らないでよ、私ね、最初から行ってみたいところがあったんだ~」

「どこ?」

「達郎くんの家」

「へっ?」

「ほら、この間は私の部屋を見せてあげたでしょう?
だから、今度は達郎くんが自分の部屋を私に見せる番よ」

「えっと、その…彩也香を招待する予定がなくて片付けてないんだけど…」

いいのよ、その方が普段の達郎くんを知ることが出来て嬉しいもん。

そう言われて、彩也香を部屋に連れて帰ることになった。
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