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僕の母さん
第2章 達郎が性に目覚める

「母さん…ねえ、母さんってば…」

寝たふりを決め込もうとしていたが、
やはりちんちんの事が気になって仕方ない。
母は父と違って異性なので、下半身の悩み相談はお門違いなのかも知れないけれど、それでも何か答えのヒントをもらえるんじゃないかと、達郎は思いきって母の真弓に声をかけてみた。

とても深い眠りに入ってしまったのか、
母は軽いイビキを立てて爆睡モードになっていた。

「母さん!ねえ、起きて話を聞いてよ」

母を揺すって起こそうとして、真弓の肩に手を置いた達郎はビクッと驚いた。

その肌の軟らかさ、おまけに鼻を溶かしてゆくような艶かしい香り…

もっと肌の感触を楽しみたい達郎は、母の二の腕を掴み、
顔を母の頭に埋めるように押し込んだ。

「うう~ん…」

腕の自由を奪われ、達郎の手を払い除けようとするが
振り払われた達郎の手は不可抗力で真弓の乳房を覆い被さるかのようなポジションを得た。

「うわっと!母さんごめんなさい!」

達郎とてそれなりに成長しているので、
男が女性の胸や尻を触るのは痴漢行為だと理解しているので、誤解を与えないように先に謝った。

しかし「仕方ないわよね」とも「触っちゃダメでしょ」という返事はなく、乳房の上に置いた手など気がつかないというように寝息をたてていた。
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