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僕の母さん
第15章 それぞれの秋
「達郎、そんな言い方しちゃ紗耶香ちゃんに悪いでしょ」
通話の声が漏れ聞こえていたのだろう、
電話の相手が紗耶香だと知って、嫉妬からか母の真弓は手荒にちんぽを激しく擦った。
「いいんだよ、今はお母さんとの時間を大切にしたいんだから」
通話口を指で押さえずにそんなことを言ったものだから、通話相手の紗耶香がキャンキャンとわめき始めた。
- 何よ!私と会う時間がないほど真弓おばさまとの時間が大切ってわけ? -
「あのさあ、オンとオフを上手に切り替えないとダメだったて言ってるんだよ!今は紗耶香と一緒にいるよりお母さんと一緒にいたいんだよ!」
早口で捲し立てると、通話終了をタップした。
「なんだか紗耶香ちゃんに悪いわ…」
真弓が申し訳無さそうに言いながらも、
本心では若い紗耶香に勝った!と嬉しそうにペニスにしゃぶりついた。
ムカムカしたのは、いきなり通話を切られた紗耶香の方だった。
「何よ!あのマザコン野郎!
せっかく勉強会以外の日じゃなくても抱かせてあげようって誘っているのに!」
そんなにお母さんがいいなら、ずっとくっついて甘えていればいいのよ!
達郎によって女にされた体が疼く。
最初はあんなに痛かったセックスなのに、今では彼なしではいられない。
セックスしたい!セックスしたい!
一旦、体に火が着いた性欲は
ムラムラが止まらなくなる。
抑えようもなく女芯から熱い気が溢れ出ると、
気がつくと紗耶香は自室に駆け込み全裸になってベッドに寝転がった。
腰を高く突き出し、指で陰唇を掻き回し始めた。
残酷なほど快感を求めて指が止まらない。
腰は自然とくねりだし、大量の淫らな愛液が尻や内腿を伝っていくのがはっきりわかった。
懸命に抑えていた喘ぎが自分では信じられない獣のような声に変わっていく。こんな激しいオナニーは生まれて初めてだった。
こんな体にした達郎が心底憎いし恋しい。
自分の指を達郎の指に見立てて快感に身を委ねてしまう。
体に電流が突き抜け、
内臓が全部口から飛び出すような感覚。
快感に耐えかね、無我夢中で達郎の名前を絞るように叫んでしまっていた。
そして白い閃光が走り、勢いよく潮を噴くと気を失った。
ほんの数秒で我にかえると、オナニーでもこんなに深く重く甘美な感覚を得られるのだと感動した。

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