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僕の母さん
第5章 サマーバケーション
「ママの運転は手荒いから気が気じゃないでしょ?」
ふて腐れた表情をしている達郎をママの佐智子の荒々しい運転のせいだと思った彩也香はポケットから酔い止めのチュアブル錠を取り出して「はい、これ、飲んでおいた方がいいわよ」と手渡してくれた。
全然車酔いの気配もない達郎だったが、
せっかくの好意を無にしては悪いと思って錠剤を口の中に放り込んだ。
相変わらず前の座席の母親二人は世間話に始まって、
気の早いことに高校進学のことに話題が移っていた。
話が盛り上がるたびに、佐智子は隣の真弓の顔を見て喋り出すものだから、そのつど、真弓は「ほら、前を見て運転しなきゃ」と注意していた。
そのうち、酔い止めが効いてきたのか、
達郎は居眠りをし始めた。
やがて深い眠りに落ちて、夢の中で達郎は母親の真弓と抱き合っている夢を見ていた。
- どうしたの?達郎。いつもみたいにおちんちんを勃起させなさいよ -
夢の中の真弓は、達郎の股間を弄りはじめて気持ちよくさせてくれる。
いや、意識的には気持ちいいと思い込みたいだけで、
体に与えられる刺激は不快そのものだった。
『母さん、いつからこんなに下手くそになっちゃったんだ?』
やがて股間への不快な刺激は夢ではなく現実に起こっているのだと、達郎は夢から醒めた。
そして眠気眼(ねむけまなこ)で自分の股間に目を落とした。
なんと、そこには後部座席で一緒に座っている彩也香が手を伸ばして、達郎の股間を手探りしていた。

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