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新人警察官の拘束体験研修
第4章 第三部 前章 お膳立て 
彩はレザーと麻縄では違うという事を教えたくて、『私と目を合わせたら、拘束を解けるか試みてみなさい』と言われていた。

彩の持つ縄が太ももにまで達し、まるで生き物のように体に滑らかに絡みつく感覚が、彼女の「ぁん…」という吐息に合わせ、腰を僅かにスライドさせていた。

彼女はその体の動きを利用して、縄の輪からの手首を抜こうとする。だが、縄の力に負けてしまうのを理解し、体が縮こまっていくようだった。

「彩先生…全然解けないです…」

彼女は彩が太ももを縛り終えるのを感じ、体の後ろに意識を向け、心の内を打ち明けた。

「前から…緊縛願望がありました…」

彩は俯きながら話す彼女の表情を読んで、それが嘘ではないとすぐに理解できた。だから、そっと近寄り、彼女の手首の拘束を解いていた。

彩は彼女を後ろから優しく抱きしめた。
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