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妻女王様さくら
第1章 キャバクラごっこ

(水曜。達郎と遥香は在宅を理由にテレワークにした。午後から浩一を呼び出す準備だ。)
達郎「今日は座学な。支配する快感を身体に覚えさせるんじゃなく、まず心に植え付けろ。」
遥香「はい、達郎様のために頑張ります。」
達郎は冷静だった。だが胸の奥にあるのは、ただ一人さくらへの忠誠心。――さくらの望む“真の女王”を作り上げること。それだけだった。
達郎「いいか、支配は演技じゃない。本気で“見下す側”になれ。お前なら出来る。」
遥香「……はい。私、達郎様に依存してますから、全力でやってみます。」
(15時前。浩一は財布を膨らませてラウンジに現れた。さくらに会える期待に胸を震わせて。)
入り口に、まばゆいノースリーブのドレス姿のさくらが立っていた。神々しいほど美しい。
さくら「こちらへどうぞ。」
奥の席に案内され、視線を突き刺す。
さくら「私、さらに高みに上がったの。もうあなたの相手なんて出来ないわ。」
浩一「……その通りです。さくら女王様に少しでも時間をいただくこと自体、失礼です。」
さくらは微笑み、頷いた。
さくら「その謙虚さ、大事にしなさい。……代わりを紹介するわ。」
席を立つと、部屋に残ったのは美しい完璧ボディの女――遥香。
浩一は目を見開いた。会社で見慣れた後輩、だが今は違う。
浩一「下口課長……ですか?」
遥香は冷たく見下す。
遥香「お前、口の利き方分かってないね。」
――浩一の心臓が跳ねた。
達郎「今日は座学な。支配する快感を身体に覚えさせるんじゃなく、まず心に植え付けろ。」
遥香「はい、達郎様のために頑張ります。」
達郎は冷静だった。だが胸の奥にあるのは、ただ一人さくらへの忠誠心。――さくらの望む“真の女王”を作り上げること。それだけだった。
達郎「いいか、支配は演技じゃない。本気で“見下す側”になれ。お前なら出来る。」
遥香「……はい。私、達郎様に依存してますから、全力でやってみます。」
(15時前。浩一は財布を膨らませてラウンジに現れた。さくらに会える期待に胸を震わせて。)
入り口に、まばゆいノースリーブのドレス姿のさくらが立っていた。神々しいほど美しい。
さくら「こちらへどうぞ。」
奥の席に案内され、視線を突き刺す。
さくら「私、さらに高みに上がったの。もうあなたの相手なんて出来ないわ。」
浩一「……その通りです。さくら女王様に少しでも時間をいただくこと自体、失礼です。」
さくらは微笑み、頷いた。
さくら「その謙虚さ、大事にしなさい。……代わりを紹介するわ。」
席を立つと、部屋に残ったのは美しい完璧ボディの女――遥香。
浩一は目を見開いた。会社で見慣れた後輩、だが今は違う。
浩一「下口課長……ですか?」
遥香は冷たく見下す。
遥香「お前、口の利き方分かってないね。」
――浩一の心臓が跳ねた。

