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女園のシキタリ
第1章 悪夢の規律

 (…しゃ、射精しちゃイケないって…)

あまりの内容に顔面蒼白となり、勃ち竦む男達。

これほど過酷で残酷な規則もない…

 「フフッ…やっぱ、そんな顔して驚くのも無理ないわよね…
貴方達みたいな歳の勢力旺盛な男が射精禁止なんて言われたら、死活問題だもんね」

 「そりゃ、これだけ可愛い女の子ばっかに囲まれてる状況だったら、
すぐに溜まっちゃって、毎日抜きたくなるのが普通だもんねぇ~」

女子達が男心を弄ぶ様、ワザとらしく『射精』『溜まる』『抜く』等の
淫語を連発し、男の反応を愉しんでいた…

間違いない…

彼女達の言う通り、男にとって『射精』というのは、
本能的にも絶対に欠かすことのできない、最大の愉しみとイッても過言ではないのだから…

今まで日課の様に、当たり前にシテきたコトが
今日から自分の好きに処理する手勃てがないだなんて…非情な仕打ちにも程がある…

 「…別にソコまで深刻に悩まなくたってイイわよ…
独りで隠れてコソコソオナニーするのがダメだって言ってるだけで…
ちゃんと先輩の言うことを聞いてれば、許可してくれるし、
イク処を確認して貰えば、射精できるんだから」

 (…イッ、イク処を確認して貰えばって…ソ、ソレって…)

男達は今、女子がイッた言葉の意味を目まぐるしく考えさせられていた…

まさか、男がシコシコオナニーし、射精する瞬間のあの精液が飛び出る情けないイキ様を、
先輩の女子達が注目してる前で見て貰えば、イイとでも言うのだろうか?

 「理不尽なことを言ってる様に、聞こえるかもしれないけど、
コレも入院して独りでナニもできなくなちゃった状態の男の人の気持ちを理解して貰う為の
勉強の一環だって話だから…まぁ、最初の内は毎日射精したくてタマらないでしょうけど、
せいぜい頑張って耐え抜く事ね」

いとも簡単なことの様にあしらわれたが、
果たして、私達は本当に耐え抜くことなどできるのだろうか?

 「因みに、誰か独りでも、この規則を破った場合は、
連帯責任として、一年全員にかなりツラい屈辱的なお仕置きがあるから、
仲間同士あの部屋でしっかり見張り合って、ちゃんと守るのよ」

強く念を押され、男達はますます不安と焦燥感を募らせる…

今思い返してみれば、コレが奴隷としての地獄の始まりであり、
その遥か先にある夢の様な天国への入口でもあったのだった…
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