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庶務OLさゆり女王様~秘蜜の支配~
第1章 発見
約束の時間。
達郎は高級ホテルの一室で待っていた。緊張で喉が渇き、指先まで冷たくなる。
──ノック音。
「……失礼します」
扉が開いた瞬間、達郎の息は止まった。
現れたのは間違いなく、会社で庶務をしている野村さゆり。
だが、そこに立っているのは“普段のさゆり”ではなかった。
肩を大胆に見せるノースリーブのドレス。
細い足首を際立たせる黒いピンヒール。
ライトを浴びて白く浮かぶ腋。
それでも──彼女の表情は、挑発というより戸惑いに満ちていた。
「……やっぱり、部長さんですよね」
少しうつむき、視線を泳がせながらさゆりは言った。
「こんな姿……見られるの、恥ずかしいです」
そう言いつつも、ゆっくりと近づいてくる。
テーブルに置いてあった水を口に含むと、ためらうように達郎を見つめ、頬に少しだけ吐きかけた。
「ごめんなさい……こんなこと、ほんとは私、慣れてなくて……」
頬を赤くしながら小さく笑う。
その仕草は、会社で見せる遠慮がちな彼女の延長線上にあった。
だが──達郎の背筋はぞくぞくと震えた。
「部長さん……私、ちゃんと女王様に見えますか?」
腋を見せるように腕を上げるが、その仕草にも照れが混じっている。
挑発よりも「演じようと頑張っている」不器用な女王様。
達郎は膝から崩れ落ちそうになりながら、ただ必死に頷いた。
──その瞬間、達郎の心の奥に眠っていた欲望は、決定的に刺激された。
完璧な支配者ではない。
恥じらいながらも女王様を務める“野村さゆり”。
その姿こそ、達郎が渇望していたものだった。
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