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庶務OLさゆり女王様~秘蜜の支配~
第1章 発見
達郎は、頭を深く垂れたまま、サユミ女王様の足元を見つめていた。
磨き上げられた黒いピンヒールのつま先。
細い足首から伸びる白い脚。
それはいつもの庶務の契約社員――野村さゆりではなく、まるで別の存在のように思えた。
「……私を、いじめてくださいませ」
さっきの自分の言葉が頭の中で繰り返し響く。
口にした瞬間から、もう逃げられない。
これは単なるごっこ遊びじゃない。本気で、彼は“彼女のもの”になりたいと望んでいるのだ。
「達郎……」
小さな声が降ってくる。
顔を上げると、さゆりが――いや、“サユミ女王様”が、胸元でぎゅっと手を握りしめていた。
頬はまだ赤く染まっている。
けれど、その瞳はわずかに強さを帯びていた。
「……あなた、今……私に服従してるんですよね?」
達郎は迷わず頷いた。
「はい、サユミ女王様。私は……あなたにすべてを委ねたいのです」
その瞬間、彼女の背筋がピンと伸びた。
まるで自分でも気づかぬうちに、女王様としての姿勢を取ってしまったかのように。
「……じゃあ」
ヒールのかかとが、コツン、と床を鳴らす。
「もっとちゃんと……私を見上げて、言いなさい。私が……あなたの女王様だって」
言葉に出した瞬間、さゆりの肩が小さく震えた。
まだ照れている。まだ恥ずかしい。
でも、その恥じらいが逆に“圧倒的な支配の魅力”になっていた。
達郎は見上げ、震える声で、しかし確かに告げた。
「……サユミ女王様……あなたは……私の、唯一無二の女王様です」
さゆりの唇が小さく開き、驚いたように息を呑む。
それから――ほんの一瞬だけ、嬉しそうに微笑んだ。
「……ふふ……」
その笑みは、もう“ただの庶務のさゆり”ではなかった。
達郎の目には、確かに“サユミ女王様”として映っていた。
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