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男友達と気持ちイイこと《短編》
第1章 男友達と気持ちイイこと♡

「──はい、約束の差し入れです。ちなみに凛仔の好きな焼きプリン選んどいたから」
『さすが。ちゃんと私のこと分かってるね』
「はぁ?何年、友達やってきたと思ってんだよ。甘く見られたら困るんですけど」
通話終了後、間もなくして
コンビニ袋を片手にやって来た春樹。
いつものように隣り合わせでソファーに座ると
女物の甘ったるい香水の香りが鼻につく。
『…地元の後輩って、女の子?』
「ん?あぁ、高校の時に同じ部活だった子。食事でも行きませんかって、連絡来たんだよ。最初は断ったけど、二回目はさすがに断りにくいなって」
『ふーん…』
別に…、ヤキモチを妬いたわけじゃない。
一緒に居たのが男だと思い込んでいたから
予想外で驚いただけ。
「…つーか、部屋着いつもと違うじゃん。前はTシャツに短パンだっただろ」
『…先輩からのプレゼントなの』
先日、先輩とデートをした時に買って貰った
パステルブルーのネグリジェ。
私自身では選ぶことのない
レースが多めの可愛らしいデザインは
春樹から見ても違和感を覚えたらしい。
でも……
「…まあ、脱がせやすそうではあるけど」
『なっ…。なに、言ってんのよ…』
「…男なんて、そんなもんだから。つーか、シャワー借りていい?今日、すげー暑かったから汗かいたわ」
『…別に、いいけど…』
私だって、らしくないなって思ってる。

