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間女
第1章 間女
希はうっとりした表情で
誠也の頬に手を滑らせた。

「おにいちゃん・・素敵」

腰から下をねちっこくくねらせ、
希が囁く。

誠也の怒張が、最奥を突いてくる。

希は男根でしか味わうことができない
その生々しく熱い、
甘い刺激に酔いしれながら、
体の芯が震え出すのを感じた。

「ああ・・いまごろ朱里もいきそうになってる」

希は目を閉じて
他の男に抱かれ乱れる朱里を想った。

体温が上がった希から、
朱里のお気に入りのジャスミンの香りが立ち上る。


「朱里もいきそうって、どういうこと?」

息を荒らげ誠也がたずねた。


「朱里はいま、大学時代の同級生と寝てるわ。円山町でホテルに入るの、見たの・・」

「えっ」

誠也の動揺を押さえ込むように
希は厚い胸板の上に倒れ込む。

荒れた呼吸で上下する誠也の肌に、
乳房を押し当てた。

顔をそばめて誠也に囁く。

「何かあった時のために、私たち姉妹、お互いの部屋の合い鍵、持ってるのよ・・。
誠也義兄ちゃんに会いたくなって、家で待ち伏せさせてもらったの」
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