この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
久美子
第3章 転機
「映画のような極妻は無いわよ。」

と久美子は笑う。
確かに強面の男衆が出入りするから、

「ああ、暴力団事務所だらうな」

と思われているけど、普通の暮らしをしている振りをして誤魔化すしかない。そうしていかないと世間がうるさいし、住みにくくなる。、なるべく穏便に、なるべく目立たないように。

ヤクザは所謂日陰者なのだ、だからお互いに虚勢を張る。仁義や面子にこだわる。
自分の縄張りに他者が入るのも嫌う。だから夜な夜な徘徊しては不穏な動きを排除する。
みかじめとして多少店等から金品は頂くがその辺りはギブアンドテイクだったのだ。だから一般の人も安心して遊べる街だった。
 しかし「暴力団対策法」により変な輩が街に蔓延り始めた。警察は夜廻もせず、交番でのほほんとしている。
自分達が夜廻りをして変な輩を取り締まると、我々に圧力をかける。本末転倒なのだ。
 こうしてヤクザが衰退してくるとヤクザに属さないグループが現れ、ヤクザより暴力的な行動をするようになってきた。警察は「予備軍」としてまたまたヤクザに圧力をかける。縮小の一途だ。

/12ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ