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僕が妻を失った話 Ⅲ
第1章 最悪の結果になりました

思い起こしてみると、
僕が中学位の頃、父が妙に荒れたことがあった。
それは会社のために母を差し出した。
それが原因だったのかもしれない。
そして、僕は父と同じ地獄に
足を踏み入れようとしていた。
「一晩だけ、佐川社長に抱かれてほしい」
僕がそう言うと、美沙は泣いた。
「勝君はそれで良いの」
「良くないけど、ごめん。他に方法が思いつかない。」
結果から言えば僕のこの決断は、明らかに間違いだった。
しかし、その時僕はそれに気づかなかった。
そして美沙は、僕の間違った提案を、
家族のためだからと受け入れてくれた。
運命の日、舞は母のところに遊びに行かせ、
僕と美沙は佐川社長が指定した、
郊外の温泉旅館に向かった。
到着した僕らが案内されたのは、
離れを貸し切りにした特別室で、
2つの8畳間とソファのある洋室、
そして露天風呂がついた豪華なものだった。
佐川社長は既に到着しており、
奥の座敷で僕ら夫婦を待ち構えていた。
「よく来たな。勝君とは先週も会ったが、
美沙ちゃんと会うのは結婚式以来かな。」
亡くなった僕の父と同年代だから、
佐川社長は60代後半のはずだった。
体形は小柄で160cmの美沙より
背が低いくらいだったが、
眼光は鋭く自身に満ち溢れる姿は、
威圧感に溢れていた。
上座の長椅子に足を組んで座る佐川社長が、
僕ら夫婦に向かいの席を勧める。
僕と美沙は緊張した面持ちで、
佐川社長の前に腰をおろす。
「今日は美沙ちゃんは、
こっちに座るんだ」
静かに一喝する佐川社長の言葉に、
固まる僕と美沙。
一瞬顔を見合わせた後、
美沙は「はい」と返事をして、
佐川社長の隣に腰をおろした。
その日の美沙は、
ブルーの地味なワンピース姿だった。
Aラインのゆったりしたデザインだったが、
ソファーに座ると、美沙の大きな胸と、
肉付きの良い太ももが強調されていた。
何とか笑顔を維持しているが、
これから起こるであろう屈辱に、
美沙の表情はひきつっていた。
「そこに2000万入っている。
経理的には無条件の融資だ。
個人的な条件は分かっているな。」
佐川社長はそう言うと、
いきなりワンピース越しに、
美沙の乳房を太い右手で鷲掴みにした。
小さな悲鳴をあげ、思わず涙を流す美沙。
しかし当然抵抗などできない。
僕が中学位の頃、父が妙に荒れたことがあった。
それは会社のために母を差し出した。
それが原因だったのかもしれない。
そして、僕は父と同じ地獄に
足を踏み入れようとしていた。
「一晩だけ、佐川社長に抱かれてほしい」
僕がそう言うと、美沙は泣いた。
「勝君はそれで良いの」
「良くないけど、ごめん。他に方法が思いつかない。」
結果から言えば僕のこの決断は、明らかに間違いだった。
しかし、その時僕はそれに気づかなかった。
そして美沙は、僕の間違った提案を、
家族のためだからと受け入れてくれた。
運命の日、舞は母のところに遊びに行かせ、
僕と美沙は佐川社長が指定した、
郊外の温泉旅館に向かった。
到着した僕らが案内されたのは、
離れを貸し切りにした特別室で、
2つの8畳間とソファのある洋室、
そして露天風呂がついた豪華なものだった。
佐川社長は既に到着しており、
奥の座敷で僕ら夫婦を待ち構えていた。
「よく来たな。勝君とは先週も会ったが、
美沙ちゃんと会うのは結婚式以来かな。」
亡くなった僕の父と同年代だから、
佐川社長は60代後半のはずだった。
体形は小柄で160cmの美沙より
背が低いくらいだったが、
眼光は鋭く自身に満ち溢れる姿は、
威圧感に溢れていた。
上座の長椅子に足を組んで座る佐川社長が、
僕ら夫婦に向かいの席を勧める。
僕と美沙は緊張した面持ちで、
佐川社長の前に腰をおろす。
「今日は美沙ちゃんは、
こっちに座るんだ」
静かに一喝する佐川社長の言葉に、
固まる僕と美沙。
一瞬顔を見合わせた後、
美沙は「はい」と返事をして、
佐川社長の隣に腰をおろした。
その日の美沙は、
ブルーの地味なワンピース姿だった。
Aラインのゆったりしたデザインだったが、
ソファーに座ると、美沙の大きな胸と、
肉付きの良い太ももが強調されていた。
何とか笑顔を維持しているが、
これから起こるであろう屈辱に、
美沙の表情はひきつっていた。
「そこに2000万入っている。
経理的には無条件の融資だ。
個人的な条件は分かっているな。」
佐川社長はそう言うと、
いきなりワンピース越しに、
美沙の乳房を太い右手で鷲掴みにした。
小さな悲鳴をあげ、思わず涙を流す美沙。
しかし当然抵抗などできない。

