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エンドレス・サマー
第1章 エンドレス・サマー



さっきまでの花火大会の喧騒が嘘のように、部屋は静かだ。

リビングのソファで抱き合ったあとは私の部屋に移動して、今度はベッドの上で裸で体を絡め合わせている。

ただの親戚のお兄ちゃんだと思っていた潤貴と、男と女として体を重ねていることが不思議で、その違和感がまた、妙にエッチな感じがして。

「潤兄、もう一回、しよ」

いとこ同士の延長上で素直にせがんだ私の言葉に、潤貴がくすぐったそうに笑って答える。

「亜澄、けっこう好きなんだな」

潤貴はそう言って私を仰向けにして両脚を開かせた。
腰を押し出し、中に挿し入れる。

内側を分け入って奥に進む潤貴を、引き入れるように私の柔肉がうごめくのが分かる。

「ああ、亜澄んなか、すげえ柔らかくてきつい・・」

耳元で潤貴は囁いて、腰を動かし始める。

上も下も、手前も奥も、潤貴の熱くて硬い屹立に愛撫されて、つなぎ目からじゅくじゅくと蜜が流れ出る。

「いつもは、そんなことないんだけど・・」

決してセックスが好きなわけじゃない。でも潤貴とのセックスは、好き。ずっとしていたいくらい好き。

「俺とするのがいいんだ。ならそう言えよ」
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