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エンドレス・サマー
第1章 エンドレス・サマー
「あ、あ、あ、あ」

体がエビ反り、縮こまり、のたうつ魚みたいに勝手に動いてしまう。

ああ、私、イってる・・。

唇がだらしなく半開きになるのをおさえられない。

制御が効かないみっともない姿を潤貴に見られて恥ずかしいのに、その恥ずかしさが一層私を気持ちよくさせる。

このまま死んでしまったらどうしよう、そこまで思ってしまうほどの絶頂感が、少しずつ弱まって、やっと息が整うと、それを見計らったように潤貴が私を抱きしめた。

幸せで、泣くかと思った。




翌朝。

目を覚ました私は、足音を忍ばせて洗面所に向かう廊下を進んだ。
昨晩は散々抱き潰されて、節々が痛むし柔肉がひりひりする。
途中、潤貴が使っている部屋の前を通るけど、しんとしている。潤貴、寝てるのかな。

洗顔を終えて廊下に戻ると、階下から話し声が聞こえた。
お母さんが、帰ってきている。
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