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ラブドール♡ 優莉花
第1章 第1章:ラブドール、輝く。
プロローグ


誰のために――じゃない。
私はもう、分かってる。

 

私は、ファンのみんなの希望として生きていく。

 

握手会で目を潤ませながら、
「あなたが生きがいです」って言ってくれたあの人。
「毎晩、動画見てます。頑張れてます」って言ってくれたあの人。

 

私のことを“商品”としてじゃなくて、
“希望”として見てくれる人がいる。
それだけで、私は救われたんだ。

 

演技でも、作り笑いでもいい。
それで誰かが少しだけ前を向けるなら、
それで誰かが、今日を乗り越えられるなら――

 

私は、ラブドールでいい。

 

可愛いって言ってくれてありがとう。
信じてくれてありがとう。
あなたの心に、私の笑顔が残るなら、
私は今日も、光の中に立ち続ける。

 

人形でもいい。
偽物でもいい。
でも――
誰かにとっての“本物の希望”になれるなら、私は喜んで笑う。

 

これは演技じゃない。
覚悟だよ。

 

私は、“誰かの希望”として、生きていく。

 

だから、今日もカメラの前で、私は笑う。
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