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脳内ショートストーリー
第8章 【野上優里と広澤亜弥〜レズビアンの恋〜】





多分、ずっと近くに居た私が急にアルバイトを
始めたものだから少し寂しく感じてるだけだろう
時間が来たらパッと離れてくれたし
いつもの亜弥に戻っていた
髪を撫でて「また後でね」とバイバイ
少し無理した笑顔でバイバイしてくれた



初めてのアルバイトは楽しかった
受け付けし始めると瞬く間にお客様の列
補助でついてくれていた先輩の方も驚いていた
ミスなくクリア出来てひと安心
終わってすぐにスマホを見たら連絡はなし
寂しがりやだからメッセージ来てるかなって
思ってたけどそうじゃなかった
着替えて外に出ると「優里ちゃん」と呼ばれて
振り返る



心臓が抉り取られる感覚がした
驚きと同時に全身に沸いてくる怒りや焦り
すぐに駆け寄り肩を掴んでぶつけてしまう



「何で此処に居るの?連絡するからって言ったじゃん、何時から居たの?誰かに声掛けられなかった?しつこい奴居なかった?こんな薄着でもう〜バカ…っ」



身体を擦り、抱き寄せる
人目なんて気にしてられない



「ごめん…なさい、やっぱり気になって…来ちゃった、一時間前くらいに」


「お願いだから、もう待たないで、夜は出歩いちゃダメ」


「優里ちゃんは良いの?」


「私は大丈夫、自分で自分守れるから……本当、心臓に悪いよ、亜弥に何かあったらって思っただけで寿命縮まる」



私たちがまだ話してる途中なのに近付いて来た
誰かに声を掛けられた



「あの〜そこのカフェで働いてた方ですよね?めちゃくちゃ可愛いなと思って、インスタ教えてくれません?」



同い年くらいの男の子二人組
慣れてる感じがして凄く嫌悪感
それは亜弥も感じていただろう
亜弥を隠すように抱き締めて
「すみません、教えたくないです、ごめんなさい」
とその場を離れた



「今のナンパ?優里ちゃんの事、可愛いって言ってたよ?」


「どうでも良い」



ボソボソ…と声がして立ち止まる
目の前に公園があったからベンチに座らせた



「何て言ったの?今…」







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