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略奪貴公子
第13章 目をトジ 声をヒソメテ
背中から侵入させた手は、彼女の黒いドレスを崩していく。
けれどもう恥ずかしがることはできない
彼女の身体は十分に熱く…
クロードを求める想いは強まるばかりだから。
シュルッ…
首の後ろのリボンが解かれて、パサリと胸の覆いが無くなる。
「…あッ…ああ」
すると待ち構えていた彼の唇が、首筋から胸の膨らみへと移った。
柔らかな膨らみに顔をうずめ…強く吸い付く。
御者台のランプの灯りが窓から微かに射し込んで、レベッカの白い肌に付いた赤い斑点を浮かび上がらせていた。
赤い斑点は、ひとつ…またひとつと、増えていく。
「──レベッカ。私のコートを…脱がせてください」
「…コー…ト…」
彼の着ているコートを…
「わかっ、た‥‥」
クロードに言われた通りに、レベッカは彼のコートをゆっくりと取り去った。
「次は上着…」
「…ッ」
「…上着のボタンです」
勿論、目を開けてはいけない
彼は加えて念を押した。
躊躇(チュウチョ)したレベッカが手を引きそうになった時、彼の手がそれを掴んで自らの左肩まで導いた。
「わかりますね?このボタンだ」
「…は…ぁ…ッ…、で も…」
「早くしなければ、ここで終わりになってしまいますよ?あなたのココは私の愛撫を求めてこのようにいじらしく勃(タ)っているのに…!」
「…あっ…ぅ…//…」
クロードはまだ胸の先端を放置して、膨らみの柔らかさを堪能するように熱く吸い付き、そして舌を這わせる。
そのせいで刺激を求める彼女の胸の突起は焦らされ続けて、クロードの目の前で硬く立ち上がり、彼を求めて自分自身を主張していた。