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略奪貴公子
第13章 目をトジ 声をヒソメテ

 同時に、陰幹の根本で淫芽を押しつぶされる。

「…ぅあ…あ…あっ//‥‥ソコ、あっ、だめ」

 途中で愛撫を投げ出されたそれは、まるで怒りをぶつけるように鮮明な快感をレベッカに突きつける。

 そこは卑怯だ
 そこは、女の弱点……

 敏感すぎる突起を強く擦りあげながら、同時にナカの肉ヒダまで掻き撫でられたら──

「…ハァッ…だめっ、だめっ、クロード」

 切ないくらいに…良すぎる

 良すぎて苦しくなる

「レベッカ…!…俯いてはならない…私はあなたを見ていたい…っ」

「もぉ……も…むり…ッ、ぁぁ、あああ」

 今、彼女は怯えながら待っていた。快感の荒波が防波堤を越える、その瞬間を。

「…はぁ…っ…レベッカ」

 クロードもまた辛そうな表情だ。

 彼女が感じれば感じるほどに彼のものは柔らかく包みこまれ、絶妙なタイミングで締め上げられる。

 何度か身体を重ねるうちに互いに馴染み始めたということか。

 クロードにとっても、自らの欲が決壊するのを制御することはとても余裕のないものだった。


「あなたは本当に…っ…恐ろしいですね…!
 これほど惹きつけられる」


 そんな彼の掠れた声で、レベッカはますます追いつめられる。

 あまりの快感に彼女が逃げだそうとすると、不用意に引き抜くことで失う圧迫感が切なさを呼び起こし、無意識のうちに彼の猛りを求めて腰が沈む。

「…ハァ…あああっ…」

 それは端から見れば、高みに昇ろうとするレベッカが快感を貪り…自分から腰を振っているも同然だった。

「…ち…ちがう、の…ッ…// あ‥‥どぅして‥…わたし‥‥こんな」

「大丈夫…とても可愛いですよ──ッ…レベッカ」

「あっ!あああっ‥だめ…イク…──っ」

 レベッカは溶け落ちそうな腰をしならせ、大きく身体を痙攣させた。




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