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略奪貴公子
第19章 口止め
「…か、…ハァっ…は‥…‥‥ぁぁ…!」
声までが震えてきた──。
ベッドに押し付けられた身体をいくら動かし抵抗しようとも、女の芯を揺すぶる指が容赦を見せることはない。
「…ハァ…あっ、ああっ、…やめ‥…ッッ」
やめなさい、その言葉も途切れてしまう。
秘部擦られるたびに浮いてしまう腰はまるで男を誘うようであった。
「…はぁ…!………だ、ダメ…!」
「──…」
「ああ、ああっ…だめ!…やめ…っ」
喘ぐ夫人にたいして凌辱するレオは無言であるから、よけいに夫人の乱れが強調された。
「このまま果てますか。私のような使用人に、無理矢理に与えられる快感で…」
「…ハァ…っ、ハァ」
「──…」
「それだけは…ハァ…ッ…許さない…!…アっ…//」
そんなことになれば一生の恥だ。
勝ち気な夫人は心のなかでこれ以上ないほどの拒絶をしたけれど、限界はすぐそばまで来てしまっていた。
「…ぅン…//…ああ、ああっ、ああ…っ」
「…っ」
「…ハァ…!…はぁぁぁぁ」
押し潰すように肉芽の周囲をなぞる。その指がぷっくりと充血した赤い豆を器用に二本で摘まんでみせた。
「ああっ//」
けれど腰をふる夫人の動きによってつるりと逃げ出す。
溢れる愛液でぬめったままでは、強い刺激が快感へと直結していた。
「‥‥もぅ‥…離し、て‥‥!」
脚の痙攣が止まらなくなり…大きくなる。
歳は三十をこえた夫人の、若い頃に比べて肉付いたその下半身が、このすました青年の指の動きひとつひとつに過敏に反応する。
グチュ グチュ…、ニ チャ…
「…っ、んっ、んん、ぁんん」
シーツに押し付けた口から大きな妖声をあげて、夫人は屈辱の瞬間を迎える。
「……まだです」
「…!…ゃ、いゃ‥‥//」
しかしレオは責めの手をやめることなく、パクパクと淫猥に誘う密壺に、長い指を差し込んでいた。
「…こちらの口は随分と欲しがっていますね」
「もう…もう止めてぇ……//」
「だらしなく涎を垂らしています…奥様?」
「…っ」
レオがナカを掻きまぜると、熱くなった肉壁が大きく蠢いて纏わりついて──モノ欲しそうに彼の指を締め付ける。