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略奪貴公子
第21章 脅迫者
「よしよし、あんたが馬鹿じゃなくてやりやすいよ」
レベッカの従順な姿に気を良くしたエドガーが、言ったとおりに口から手を離す。
本当は助けを求めて叫びたい。
しかしレベッカは唇を噛んだ。
「くく…あの舞踏会では本当に驚かされた。ずいぶん雰囲気は変わってたけど、あそこで踊っていたのはレベッカだった。駄目じゃないか?あんなふうに注目の的になったらさぁ」
「…っ…ぅ、…うう」
「一緒にいるのはブルジェ伯爵だとすぐにわかった。レベッカと恋仲だと…城で噂になってたからね。そしたらあの騒ぎだ!まさかあいつが怪盗だったなんてな」
エドガーが彼女の上に馬乗りになり、薄い夜着ごしに胸をまさぐる。
柔らかな膨らみが無遠慮に形を歪められて、その感触で男を興奮させた。
「はぁ…はぁ…はは、特大スキャンダルをありがとう、レベッカ」
「…うう…っ…ん、ぁ…」
レベッカの身体は震えていたが、抵抗できない。
美しいレベッカを犯そうと願望をいだいていたエドガーにとって、おあつらえ向きの状況だ。
男は彼女の肩紐を引きちぎって、片方の胸を露出させた。
「……ゃ……やめて……!」
「やめるわけないだろ……はぁ」
ぷるんとまろび出たそれを欲情の目で見つめ、弄ぶ。
「…ッ…ゃぁ…!…ぁ、ぁ……!」
レベッカは……羞恥に顔を歪め、ぽろぽろと涙を零した。