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略奪貴公子
第26章 Epilogue──2

「嫉妬する相手を間違えたようですね?」

「そ、そんなこと…」

 胸の内を言い当てられて慌てるレベッカ。

 そんな彼女をクロードは引き寄せ、無防備な首筋にキスをした。

「…きゃ…ぁ…!」

 片方の手がドレスのスカートをたくしあげている。

 彼の上に座るレベッカは驚いて抵抗した。

「え?ま、待って、今から……するの?」

「ええ無性に……抱きつぶしたくなりました」

「待ってクロードっ、まだ、こんなに明るいうちから」

「明るいほうが、貴女の感じた姿をよく見ることができますからね」

「わたしは嫌です…って‥‥ァ‥//」

 レベッカの口から色めいた声が漏れる。

 顔を寄せたクロードが、彼女の小ぶりな耳を口に含んでしまったのだ。

 柔く食(ハ)み…チュッチュッとキスを繰り返されて、音が直接 脳に流し込まれる。

「ま…//…待って、こんなところじゃ…や…あ…//」

「…私は何処であれ…あなたを可愛がりたいと思いますよ…レベッカ」

「ぁぁ…っ」

 その間にもドレスは乱され、彼の手で優しく足を開かされる。

 薄いシュミーズしか守るものがなくなった足の付け根に指をあてがわれ、甘く強く、擦り立てられた。


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