この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
略奪貴公子
第4章 来客がお見えです

「は、伯爵はとてもドイツ語がお上手ですね。今までにもドイツを訪れたことがあるのかしら」

「ええ、何度か。それに語学は私の好きな分野ですから」

「尊敬します!わたしは外国の言葉はひとつも…」

「……」

「……っ、今回はどのような用でこの国へ?」

「それは…申し上げられません」

 レベッカは相手の顔を見ることなくとりとめのない会話を続ける。

 異国の伯爵への接し方などよくわからない…。

“ それに何故だか落ち着かない… ”

 一目この方を見た時から胸騒ぎが止まらない。

 伯爵が美しいから?いや、それだけじゃない。

 それはただ単に、彼の整った容貌だけに起因するものではないようにも思うのだ。

「……」

 そうこう考えているうちに寝室に到着。

 先に部屋に入ったレベッカは、パタパタとはためくカーテンに目をやる。

 ──メイドが窓を開けたままにして帰ったのだろうか。

 彼女が窓際へ歩き出した時だった。



...パタン



「──…ッ」



 背後でしたその音に、反射的に彼女は振り返る。



/274ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ