この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
二重生活
第4章 初めて
「はは。なんで謝るの? 鞠香さんが謝るとさ、なんかちょっとエロいよね」

彗君が変なことを言うから、ハーブティーが気管に入って少しむせる。

「年上の女の人なのに、そういうピュアな反応もいちいちツボかも。わざとやってる?」

背中をさすってくれながら言う彗君に、だっ……てっ、突然変なこと……言う……んだもんっ、咳き込みながら言い返すと、

「ほら、そうやって、涙目で見上げられたら男はみんなヤバいよ。ほんと、危なっかしいな鞠香さんは……」

「もう! もう、彗君のほう見ない!」

プイと体ごと横を向いた鞠香はまた笑われて、

「ごめんごめん、可愛かったから……。鞠香さん。ねぇ鞠香さん? まりちゃん? ……まりりん」

「プッ……まりりんって……初めて呼ばれた」

思わず吹き出すと、

「やっと笑ってくれた。やっぱり鞠香さんは笑顔が一番可愛い」

長い指が髪を鋤く感触に、体がビクンと反応した。
やだ……恥ずかしい……。
彗君といると、なんだか心も体も敏感になっちゃう……。
それでもされるがままにされている鞠香に、

「んー! ダメだ俺……。こんなんじゃ怯えさせて嫌われるよね。鎮静されるハーブとか、ないかな」

体を離してメニューを手に取る彗君に、鞠香より先に髪の毛が残念がる。
もっと触れていて欲しかった……。
そんなこと考えちゃいけないのは、わかっているけど……。
/206ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ