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二重生活
第5章 上書き
お店につくと、彗君がテラスを箒で掃いていた。
「お、おはよう」
緊張して少しどもっちゃったな……
その姿があまりにも素敵すぎて。
妖艶な宵闇も、こんな朝の光も、どちらを纏っても絵になる人。
「おはよう、鞠香さん。よく眠れた?」
柔らかな笑顔にきゅんとした。
「バッチリだよ。ハーブティーのおかげかな。ほんとに素敵なお店に連れていってくれてありがとね」
「こちらこそ。またしよーね、デート」
頭を撫でながらそう言い残し、箒を片付けにいく後ろ姿にみとれてしまった。
ダメダメ!すぐぽーっとなっちゃうなんて。
深呼吸をしてドキドキを鎮め、予約表をチェックする。
今日は、昼から団体客が来るみたい。足手まといにならないように、しっかり働こう。
身体を思いきり伸ばし、気合いを入れて、ホールへ一歩踏み出した。
「お、おはよう」
緊張して少しどもっちゃったな……
その姿があまりにも素敵すぎて。
妖艶な宵闇も、こんな朝の光も、どちらを纏っても絵になる人。
「おはよう、鞠香さん。よく眠れた?」
柔らかな笑顔にきゅんとした。
「バッチリだよ。ハーブティーのおかげかな。ほんとに素敵なお店に連れていってくれてありがとね」
「こちらこそ。またしよーね、デート」
頭を撫でながらそう言い残し、箒を片付けにいく後ろ姿にみとれてしまった。
ダメダメ!すぐぽーっとなっちゃうなんて。
深呼吸をしてドキドキを鎮め、予約表をチェックする。
今日は、昼から団体客が来るみたい。足手まといにならないように、しっかり働こう。
身体を思いきり伸ばし、気合いを入れて、ホールへ一歩踏み出した。