この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
二重生活
第6章 義務と演技
「そーいえば、鞠香さんって結婚してるけど、今日旦那さん休みじゃないんですか?」

「明日まで、ゴルフで栃木に行ってるの」

直人君に聞かれて答えると、

「おーっ、ゴルフ。大人やー。
……ってことは、今夜帰ってこないってことですよね? じゃあ今夜、鞠香さんちで鞠香さんの歓迎会しません?」

思わぬ提案に彩名ちゃんが、

「直人、図々しすぎ! それに、鞠香さんちで鞠香さんの歓迎会って、おかしくない?」

すかさず突っ込んで、「そうなの?」直人君はキョトンとしている。
鞠香は笑いながら、「よかったら」と言った。

「私、夕方にあがるから、みんな終わったらお腹空かせて家にきて。ここからすぐだから」

マンションの場所と名前を教えると、

「えー! あそこ、俳優とかも住んでますよね? わぁ……セレブだぁ」

彩名ちゃんが言い、「そうなの?」また直人君がキョトンとしていた。
それを、彗君が笑いながら見ていて……。



……彗君は、来れるのかな……。

ちらりと見ると目があって、

「俺も行きたいな。お言葉に甘えて、みんなでお邪魔させてもらいます」

柔らかな笑顔でそう言った。

「ほい決まり~! よっしゃ俺、俄然働く力みなぎってきたわー」

「単純」

直人君に苦笑いしながら、彩名ちゃんもフロアへついていく。



「今夜、楽しみにしてるね。ワンちゃんに会えるのも」

「うん。待ってる」


彗君と過ごせる夜……。
直人君じゃないけど、私も力がみなぎってきたみたい。

腕捲りをして、テーブルを一つ一つ丁寧に磨いていった。
/206ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ