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二重生活
第10章 キスの痕
もう、キスだけでおかしくなりそうだった。
弄られる乳首が悲鳴をあげていた。
その思いが伝わったのか、彗君が下へおりていく。
乳首が口のなかで転がされ、優しく噛まれ、その反復に甘く切ない官能がせりあがってくる。
「鞠香さん、鳥肌立ってる……」
「……だっ……て……」
大きく息を吐く。そのたびに、枕の上に広がる柔らかな髪が波打って、艶めいた。
鞠香の身悶えする体は妖艶で、卑猥だった。
(きっと、すごいことになってる……。下着がびちょびちょになってるのがバレちゃう……)
切ない表情で見上げる鞠香を見て、
「どうしたの?」
彗君は、愛しそうに目を細めてキスを落としてくれる。
いいのかな……。
こんなこと言っていいのかな……。
「…………ううん」
「何? 言って。どうしてほしいの?」
鞠香は目をつぶって首を振る。
そのとき、頬をそっと掌で挟まれた。
目を開けると、優しい瞳が鞠香を見つめていた。
「鞠香さん。俺、鞠香さんと一緒にいたい。どんなことも乗り越える覚悟だから……。
だから、鞠香さんもちゃんと言って」
弄られる乳首が悲鳴をあげていた。
その思いが伝わったのか、彗君が下へおりていく。
乳首が口のなかで転がされ、優しく噛まれ、その反復に甘く切ない官能がせりあがってくる。
「鞠香さん、鳥肌立ってる……」
「……だっ……て……」
大きく息を吐く。そのたびに、枕の上に広がる柔らかな髪が波打って、艶めいた。
鞠香の身悶えする体は妖艶で、卑猥だった。
(きっと、すごいことになってる……。下着がびちょびちょになってるのがバレちゃう……)
切ない表情で見上げる鞠香を見て、
「どうしたの?」
彗君は、愛しそうに目を細めてキスを落としてくれる。
いいのかな……。
こんなこと言っていいのかな……。
「…………ううん」
「何? 言って。どうしてほしいの?」
鞠香は目をつぶって首を振る。
そのとき、頬をそっと掌で挟まれた。
目を開けると、優しい瞳が鞠香を見つめていた。
「鞠香さん。俺、鞠香さんと一緒にいたい。どんなことも乗り越える覚悟だから……。
だから、鞠香さんもちゃんと言って」