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あなたに抱かれたい
第12章 年末年始
「大丈夫ですとか仰ってましたけど、案外と肩が凝ってるじゃないですか」
いやらしいことをされると思って身構えた久美子だったが、間宮は真剣にマッサージを施してくれる。
「ほら、ここ。肩がパンパンじゃないですか…
やはり、あれですね、巨乳だと肩が凝りますよね」
間宮の言う通りだと思った。
人様よりも大きな乳房の膨らみは大きなメロンを二つ抱えているのと同じで、知らず知らずのうちに猫背になってしまい姿勢が悪いのは自覚していた。
「ここを揉みほぐすと、嘘のように楽になりますからね」
肩甲骨の裏側に指を差し込んでグイグイと揉みあげる。
気のせいか彼の言うように楽になってきた。
「こういうドライマッサージは指でお肌を擦るものですから、後で揉み返しがくるんですよ…
どうです?お肌にダメージの少ないオイルマッサージを経験してみませんか?」
「オイルマッサージ…ですか?」
「ええ、先ほどから食卓にオリーブオイルがあるのに気づいてましてね…もし、イヤではなければ経験してみてはどうですか?」
それには興味があった。
しかし、街のマッサージ店に行けば60分で一万円近く支払わなければいけないので、ついつい二の足を踏んでいた。
ここまで丁寧なマッサージをしてくれるのだから、今さらスケベな魂胆で体を触ろうとしているとは思えなかった。
「じゃあ…お願いしちゃおうかしら?」
「そうですよ、何事も経験しておかないとね
さ、では下着姿になってくださいな」
「えっ?脱がなきゃいけないの?」
「そりゃあもちろん。お洋服が油でベタベタになるのもイヤでしょ?
大丈夫ですから、僕は奥さんのヌードを見ないように後ろを向いていますから。あ、背中だけはどうしても見てしまうことになりますけど…まあ、海で日焼け止めのローションを塗ってもらうのだと思っていただければいいかと」
「そうね、初心なネンネじゃあるまいし、下着姿なんて見られたところで抵抗はないわ」
はい、では、脱いでくださいな。
そう言って約束どおり間宮はクルリと背を向けて視線を久美子から外した。

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