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あなたに抱かれたい
第13章 高校受験
「じゃあ、乾杯しましょ」
二人はグラスを手にしてチンっと軽快な音を立ててグラスを合わせる。
チョロ…まるで舐めるように茉優がワインに口をつける。
「美味しい!!」
「ね、美味しいよね?
誰にも言わないから飲んじゃいなさい」
「ありがとう、いただきます」
初めてのお酒にグラス半分だけとは言え茉優は酔っぱらってしまう。
酔えば当然のごとく気分がハイになって饒舌になってくる。
もとより年齢の近い二人だけに女子会のノリで一気におしゃべりに花が咲いた。
「ねえ、茉優ちゃんってさぁ、彼氏とかいないの?」
「彼氏?う~ん、決まった相手はいないかな、なんかさあ、恋愛って厄介でしょ?邪魔くさいのよ」
「まあ!そんなふうに思っているの?
でも、パートナーの存在って大切よ」
「久美子さんは?やっぱりパパと結婚して良かったと思う?」
「ええ、それはもちろん!」
「でも寂しいでしょ?新婚早々離ればなれだなんて」
「もちろん寂しいわ」
「夜になったら体が疼いたりしないの?」
素面(しらふ)であれば「何をバカな事を聞くのよ!」と怒っていただろうけど、お酒の力ってすごいと思うのは、赤裸々な事も平気で話せる事だ。
「そりゃあ、女盛りですもの、アソコが寂しくて狂いそうにもなるわ」
「そんな時どうするの?」
「誰にも言わないって約束してくれる?」
「うんうん!もちろん誰にも言わないわ」
「あのねぇ…一人で慰めちゃう」
キャア~!白状しちゃったわ!と久美子はテーブルをバンバン叩いて恥ずかしがった。
「やっぱり!そうよね?やっぱり一人で慰めちゃうわよね」
寂しいわよね?久美子さん可哀想だわ
そう言ってフラフラと席を立って茉優は久美子の背後に回り込んで後ろから抱き締める。
「あ~ん、抱き締めてぇ!茉優ちゃん私を慰めてえ~」
久美子も立ち上がって茉優と抱き合う。
そしてキスをして欲しいと目を閉じた。
決して酔っていなければこんなことをおねだりする女ではなかったが、酔いの勢いが茉優に慰めて欲しいと素直に甘えることが出来た。
グラスに半分だけ飲んだ茉優。
残りを全て飲み干したものだから、ほとんどボトル一本を空けてしまい、久美子はベロベロに酔っていた。
だから茉優にしがみついて、体を支えられなくなった茉優は、そのままソファに崩れ落ちた。

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