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あなたに抱かれたい
第15章 クラスメート
「よかった~…正弥くんにちゃんと話しておきたいと思ったから。インフルエンザでしょ?そのままでいいから私の話を聞いてね」
えっ?俺、インフルエンザで休んでることになってるの?
そっか…久美子さんがそのように配慮してくれたんだな。
そう思うと、やっぱり母親の存在って有り難いなあと感じずにはいられない。
「で、さっきの話だけど、何が来たんだい?」
「もう!鈍感なんだから~!生理よ、生理が来ちゃったの…」
「えっ?っていうことはつまり…」
「うん、ごめんね、あれだけすごいパワーを使って私に子種をくれたのに、私、期待に応えられなかったわ」
「えっと…何て言うか、赤ちゃんがほしくて中に出した訳じゃないから、そんなに悲観されても…」
「そうなの?そうだったの?」
僕もバカだが、こいつはこいつでポンコツというか、天然というか…
そう思うと、妙にこいつが可愛くなって、ハハハと久しぶりに声を出して笑ってしまった。
久しぶりに正弥くんが笑ってる!
階下で笑い声を聞いた久美子は肩の荷が降りたようにお茶の用意をしていたのだが、それをほっぽりだしてヘナヘナと力が抜けてその場にしゃがみこんでしまった。
ガチャ…
正弥の部屋のドアが開いた。
「正弥くん…」たった二日間会えなかっただけなのに、ずいぶんと久しぶりなような気がして瑠璃は正弥に抱きついてしまった。
「インフルエンザが移るぞ」
せっかく久美子さんが気を利かせて引きこもりがバレないようにしてくれていたのだから口裏を合わせるかのようにそう言った。
「私、正弥くんのインフルエンザなら移ってもかまわない!」
そう言うと、階下に母親がいるにも関わらず、瑠璃は正弥にキスをした。
お茶の用意が出来たので、佐久間さんという女の子を呼びにとんとんとんと軽い足取りで階段を昇っていく久美子。
そして久美子の目に飛び込んできたのは、熱烈なキスを交わす若いカップル!
久美子は若い男女のキスを初めて見た。
自分がされることはあっても、なかなか人のキスを目の当たりにすることはないので妙にドキドキしてしまう。
正弥が愛しそうに瑠璃という女の子の背に腕を回し抱きしめている。
『やだ…目の毒だわ…』
なぜだか、そんな女にキスをするぐらいなら、自分にもして欲しいと股間を熱くさせた。

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