この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
防音室で先輩に襲われて…
第11章 カラダ目的なんて生ぬるい
それでも、好きな系統の服を見つけたらつい椎名に報告してしまう。
「あのワンピース、可愛いです」
淡いグレーの、フリルが控えめなやつ。
言葉を口にした瞬間、 後悔の棘が胸に刺さった。
(なんで言っちゃうの。わたしは先輩に期待してる?)
「椎名先輩は、その、どんな服が好きですか?」
尋ねてドキドキしている。興味があると思われたくないけれど、椎名のことを知りたかった。
「俺?それって俺が自分で着る服のことかな。それとも彼女に着てほしい服について聞いてる?」
「せっっ先輩が着る服についてです」
「俺は……どうだろう。だいたい同じ店で買ってるからね。組み合わせるのが難しいから柄物は持ってないかな」
椎名は自分と違いスタイルがいい。何でも似合いそう、と思った。
想像が勝手に膨らむけれど、すぐに打ち消す。
「シルエットが良ければレディースを買うこともあるよ。メンズより安いし」
「へぇ……」
「……」
「あ、そ、そうなんですね」
興味を抱いていると思われたくない。乃ノ花は素っ気なさをよそおい、彼をおいて小走りした。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


