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防音室で先輩に襲われて…
第11章 カラダ目的なんて生ぬるい

 次の店はランジェリーショップだった。

 ピンクと白の柔らかな照明。店頭に置かれたモデルさんの写真が、優雅な下着姿を披露している。

(わ、あれ綺麗だな……)

 チラリと横目で見る。隠しきれず心がときめくのを感じた。

 追いついた椎名が後ろから声をかけた。

「見ていく?」

「見ませんよっ……//」
 
 それは嘘で、本当は見たかった。でも、恥ずかしいのだ。

 しかも椎名と一緒だなんて、心の壁が崩れそうで。

「どうして?」

 すぐに離れようとした彼女の腕を、椎名が掴む。

「前も言ったかと思うけど、乃ノ花ちゃんの下着って子供用だよね。こういうの付けないの?」

「し、下着は……お母さんが買ってくるので……」

「それ……」

 何か言いたげな椎名だった。

 少し無言の時間が流れたあと、改めて口を開く。

「俺も詳しくはないけど、高2の女子ならこういうの付けたほうがいいんじゃない?」

 高2。確かにカラダは大人だ。

 でも自分にはまだ……

 乃ノ花がしぶっていると、ちょうど若い店員さんが現れてふたりに声をかけた。

 椎名は乃ノ花の背中を押して、好きなのを見てきな、と言う。

 乃ノ花はしぶしぶ案内されることになった。店員さんと一緒に、棚を回る。

「新作のリボンブラは、甘めなデザインで可愛いですよ」

 淡いラベンダーの、カップに小さなリボンがあるランジェリー。

「こちらはブラレット。ワイヤーレスなので着心地が良いです」

「生地が綺麗…!」

「……それに、男性にも人気ですよ♪」

「えっ?あっ?そうなんですね……//」

 彼女が足を止めたのは、白のサテンのブラレットだった。光沢が上品だ。おそろいだというショーツもレース使いが好みだった。



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