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防音室で先輩に襲われて…
第13章 責め立てる舌先

 放送室の防音ドアが、ぴたりと閉まった瞬間。

 外の喧騒が完全に遮断され、残ったのはふたりの息遣いと、古い機材の微かなファン音だけだった。

「あの……急に、どうしたんですか……?」

 乃ノ花の声は震えていた。

 弁当箱を抱えた自分の手が、ぎゅっと白くなるほど強く握られている。

「急に悪かったね。みんなの前で連れ出して」

「そう……そうですよ。あれじゃ周りの人たちが、変に思います」

「俺たちの関係……バレちゃうかもね?」

「良い加減にしてください…」

 声が掠れる。

「手……離して、ください……」

「いいね」

 離せと言われた途端、椎名は逆に距離を詰めた。

 指先が、乃ノ花の手首をなぞる。

 ゆっくりと伝わる体温が、彼女の肌を火照らせる。

「俺と放送室に入るだけで、声が期待で震えてる」

「……!」

 違う──否定の言葉は喉の奥で止まった。

 震えているのは期待ではなく恐怖だと自分に言い聞かせても、身体は正直だった。

 昨日も彼にされたことの余韻が、まだ下腹の奥で疼いている。

「顔もよく見せなよ……って、ん?」

 椎名の片手が背中を抱き寄せた瞬間、彼は意外そうに呟いた。

「もしかして」

「…っあ//きゃ!」

 ブラウスの衿に指を滑り込ませ、おもむろに胸元を覗き込む。

 あいた隙間から、ささやかな谷間とシルクのブラジャーが覗いた。



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