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防音室で先輩に襲われて…
第14章 変わっていく日常

 チャイムが鳴り、みんな席に戻っていく。

 乃ノ花はほっと胸を撫で下ろしながら、机から教科書を出した。

 次の授業は化学だった。

 わずかに遅れてきた担当の先生が、前側の扉から顔を出す。

「いきなり悪いけど教室変更になりまーす。みんな実験室に移動!」

「はーい」

 先生の指示で生徒たちは席を立つ。ぞろぞろと廊下に出ていく中、さらに乃ノ花は呼び止められた。

「辻さん、今日の日直だよね?申し訳ないけど、職員室の私の席からみんなのノート運んでくれないかな?」

「いいですよ」

「机の上にあるから迷わないよ、頼むね!」

 すでに実験器具で両手がふさがっている先生は、そう言って実験室へ小走りだった。



「俺も行くよ」

 みんなと反対方向へ歩き始めた乃ノ花を、クラスの男子が呼び止めた。

 彼も今日の日直だった。

 廊下を並んで歩く。とくに喋ることがなく、無言が続く。

「……あのさ」

 先に口を開いたのは相手側だった。

「さっきの話聞こえてたんだけど、辻さんって椎名先輩と付き合ってんの?」

「……!違うよっ、付き合ってないよ」

「なのに一緒に出かけてるの変じゃね?」

「ぇーっと、だから、たまたま会ったんだよ図書館で」

「上級生と図書館で会っても、そのまま遊びに行こうとはならねぇって」

「……っ」

 嘘が苦しい。これ以上の誤魔化し方がわからない。

 乃ノ花はキーホルダーをつけてきたことを、早くも悔やみ始めていた。

 男子は乃ノ花の困った顔を見て慌てて手を振る。

「悪い悪い、冗談だって」

「……」

 職員室に着くと先生の机の上にノートが積まれている。ひとりで持てそうな量だったので、男子生徒が全部抱えてくれた。



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