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防音室で先輩に襲われて…
第10章 図書館でふたり

「乃ノ花ちゃんの服も、爽やかでいい感じなんじゃない?」

「…っ…そうですか?」

 お返しとばかりに乃ノ花のほうをじっと見下ろす。…それからクスッと笑みを浮かべる。

「君がどんな格好で来るのかちょっと楽しみだったんだよね……ほら、小学生みたいな服だったらどうしようかと。それだったら…それはそれで…面白そうだと思ってたけれど」

「小学生みたいな服ってどんなのですか…//」

「なんとなくわかるでしょ」


 彼の手が、目の前に迫る。


「──…でも、俺の想像よりずっと素敵だったかな」


 乃ノ花のほうに手を伸ばした椎名は、彼女が両手で持っているペットボトルのキャップを掴み、回して蓋を開けた。


「……//」

「顔赤いね、のぼせる前に飲んだら?」

 悪戯っぽい笑み

 そして椎名は、顔をそらして前を歩いた。

「待ってください」

 後を追ってくるのが当然と語る背中に、乃ノ花は急いでついて行った。



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