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防音室で先輩に襲われて…
第10章 図書館でふたり
歩きながら、ひと口だけオレンジジュースを口に含む。
(どこに行くんだろう?)
「あの……行き先は?」
「決まってないけどとりあえず地下鉄で〇〇まで行こうかな。君が好きそうな雑貨屋とか多いし。行きたい場所聞いてもいいけど、どうせ候補考えてないでしょ?」
「え」
「なにその反応。……なに?行きたい場所あった?」
彼女が怪しい態度で返したので、すかさず椎名がつめよった。
「映画とか水族館だったら、駅が逆方向になるよ?」
「……っ」
「まさかな……君。その背負ってるリュクの中身、教えなよ」
「いえっ違うんです、これは!これは念のためというか!」
「逃げるな」
逃げようとする乃ノ花を捕まえ、何やら重たそうなリュックを開けたところ……中には勉強道具がはいっていた。
「……………………」
「ごめんなさい!念のため!念のためなんです」
さっきから「念のため」と叫んでいるが、なんのフォローにもなっていない
「どこに行くか決めてって言われたときのために、何か考えなきゃって……わからないから調べたんですけどっ……そしたら「図書館デート」っていうのがあって」
椎名が無言になったので、必死に言い訳を考えている。

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