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防音室で先輩に襲われて…
第10章 図書館でふたり
(図書館デートなら無言でもOKだから、って、……それを言ったら怒らせちゃうか)
「と、とと図書館だったら、涼しいですし」
「…………」
「先輩もゆっくりできるんじゃないでしょうか……?なんて、思ったので……」
「へぇーー、デート、か」
「え」
「デートのつもりで今日来てくれたんだ?そっか…
僕はただ「一緒に出かけよう」て誘っただけなんだけどね」
「ごっ…!」
ごめんなさい、の言葉が、彼女の口から咄嗟に出ようとする。
自分のような女が、学校の人気者である椎名を相手に「デート」だなんて…おこがましいと感じてしまったからだ。自分はこの人に虐められてる、だけ、なのに。
だが彼女の謝罪は不要らしく、椎名は気分を害するどころか、微笑んで乃ノ花を見つめていた。
「なら今日は楽しいデートにしなくちゃな、まかせてよ」
「からかうのはやめてください…!」
「そうと決まれば図書館に行こうか、…………おいで」
椎名が先に行く。
ためらう小さなスニーカーはすぐに観念して、その後を追った。

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