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防音室で先輩に襲われて…
第11章 カラダ目的なんて生ぬるい

 喫茶店を出ると、街は昼下がりの賑わい。

 目的の商業ビルも賑やかで、5階のエスカレーター前は若いカップルや学生でごった返していた。 

 コラボカフェの入り口には、アニメの巨大パネル。星屑からのレコードの主人公たちが、キラキラの背景で微笑んでいた。

「わ、……わぁ」 

 乃ノ花の声が、自然と漏れ出る。 

 店内は青と銀の装飾。限定メニューの看板に、キャラの顔が描かれたラテや星形のクッキー。 

 しかも、コラボカフェと同じ階にはポップアップショップもあって、SNSで人気のイラストレーターのポストカード、Tシャツがずらりだった。

 そこもすごくおしゃれで、見て回るだけで楽しい。途中、ひとりのイラストレーターが椎名と顔見知りだったようで、挨拶をかわしているのを彼の隣で待っていた。

「これも、かわいい……」

 アニメのグッズ売り場に戻ってきた乃ノ花は、小さなアクリルキーホルダーを手に取る。

 主人公の相棒キャラが星を抱えている。 

 椎名が横から覗き込んだ。

「それ、買う?」

「いいえ、ちょっと見てて」

 でも、指は離せない。 



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